長いこと整体を続けていれば、人の死に向き合う事もあります。
でも誰でも絶対に死ぬ時は来るというのは、当たり前の事なんです。
整体は治療法というよりは“生き方”の学問であります。
つまりどう生きるべきか?
…を整体が教えてくれていると考えているからです。
沢山の方々の体の不調を観させてもらい、何が原因かを探り施術する。
でもその先には、如何したら原因を遠ざけられるか?
という学問に入って行くからです。
なので整体では病や怪我を一旦、そのまま受け入れます。
なんせ老荘思想ですから、なるがままに観ているのです。
ただ観ている…すると“流れ”というか、様々な表情を体が見せ始めるのです。
様々な表情が体に現れる“点”だとすると、その点をずっと観て行く訳です。
当たり前ですが点が連なると線になって来ます。
線になれば、その線の行く先には予想が着きますし、
線の元(原因)にも予想が着きやすい訳です。
誰でも怪我や病に見舞われる度に慌てるものだし、
絶望もするかもしれませんが、
それでも心の何処かは落ち着いて冷静に病状の点を観て行く事が大切なのであります。
何故、わざわざそんな事をするのか?と言いますと、
整体の診方では人それぞれに原因が違うからなんです。
例えば病院なら「風邪の原因=バイ菌」みたいな画一的な診断をしますが、
整体では一人一人違うのです。
医学的には同じ病名だったとしても、整体では全然原因が違っていたりするのです。
原因が其々に異なるのであれば、施術だって一人一人違って来るのは当たり前だからです。
ですから整体では病を先ずはジッと観続ける…という心構えが大切なのであります。



